2015年2月22日日曜日

Make:作曲家と作曲家、二人のストーリー

Makeでは、さまざまな「二人のストーリー」をお楽しみいただきますが、そのなかに「モーツァルトとブラームス、二人の作曲家のストーリー」があります。

ブラームスはモーツァルトの作品のある部分に対して
「あれが自分に書けたら、自作のガラクタを全部くれてやる!」
と言ったとか。
きっと心の底から尊敬していたに違いありません。
そして一度は作曲をやめたものの、また復活できたとき、彼はモーツァルトに真正面から挑んだのでした。

それはクラリネット五重奏曲です。自分がクラリネット五重奏曲を書けば、Makeでも演奏する、モーツァルトの同じ編成のための曲と必ず比べられてしまうことが明らかでした。それでも逃げるどころか、比べてくれと言わんばかりに、第四楽章をモーツァルトと同じ変奏曲に仕立てたのです。
ブラームスの心の中で、ブラームスしか知らない、神のような存在のモーツァルトとのストーリーが刻まれていたのです。
そこから、ブラームスのクラリネット作品がうまれてきたのですね!

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