2012年6月8日金曜日

Mozart Superstar モーツァルト・スーパースター

ムージカ・エマセネポーがお届けするクラシックコンサート 
モーツァルト・スーパースター」
6月8日 軽井沢大賀ホール 午後7時開演  全自由席2500円です。

ムージカ・エマセネポーは、グルッポ・エマセネポーのメンバーのうち、演奏家のみで構成されたユニットです。信州の落ち着いた環境の中で、クラシック音楽を通して普遍的な美を熱く追い求めています。

今回はその中からヴァイオリン、フルート、クラリネット、そして10弦ギターの4名が出演。モーツァルト・スーパースターと題し、異色のアンサンブルで、天才作曲家の音世界の新たな可能性を探ります。
ふたりのための作品からオーケストラと演奏する作品まで、モーツァルトの輝きとパッションはそのままに、あなたのすぐそばに響かせます。

是非ご来場ください。

問い合わせ:オフィス・エマセネポー 080-2213-7488 gr.emasesnepo@gmail.com
チケット取り扱い:軽井沢大賀ホールチケットサービス:0267-31-5555

2012年6月7日木曜日

いよいよ。明日。

いよいよ、モーツァルトスーパースターの演奏会が明日となりました。
モーツァルトって弾かされるとか試されるイメージが私にはずっとありました。オーケストラのオーディションでもモーツァルトのコンチェルトは弾かされますし、 モーツァルトをきちんと弾ければしっかり弾ける人 みたいに判断されることもありました。 私の思っていたそのきちんとは粒を揃えて弾くとか美しい音で弾くとか… そんなことです。だから譜面通り弾けたとしても、いいのか悪いのかわからず、あるのは指がちゃんと回ったことの充実感ぐらいでした。

モーツァルト嫌い発言から今日まで、長い時間仲間達とモーツァルトの音楽に触れてきました。
モーツァルトをどう弾くのが正解かを探していたわけではなくて、ただただモーツァルトに近づきたくて自分なりに色んな事を考えてきました。

なぜオーディションにモーツァルトが必要なのか、今の私には二年前とは別な理由が浮かびます。

こんなにホットな気持ちでモーツァルトに向かう日がくるなんて思ってもみませんでした。
明日が楽しみです。

制作日記・杉原桐子

2012年6月6日水曜日

「モーツァルト・スーパースター」通し稽古


今日は「モーツァルト・スーパースター」の通し稽古でした。
全員が1回はトーク部分を担当します。その内容もチェックしあいました。
通してみて、モーツァルトがどのような気持ちで音楽に向き合っていたのかを様々な角度から感じ取ることが出来ました。
モーツァルトは、決して楽なものではなかった、35年というほんの短い人生の日々の生活の中で、どんな場面にあっても、自分の信じる世界を見失うことはありませんでした。その強い気持ちが一つひとつの音を通して伝わってきます。そして私達をその世界へと力強く導いてくれるのです。

斎藤明子

2012年6月5日火曜日

いよいよ公演まであと3日となりました。

今回の公演では曲の他にも、演奏の合間のMCや、演奏前のロビーコンサートなど、自分たちにできることをやって、お客様に演奏会全体をお楽しみいただきたいと思っています。

少しでも聴きに来るお客様にとって、日常の、身近な感覚でモーツァルトの音楽を体験していただければ嬉しいです。

小平真司

2012年6月4日月曜日

アマデウス

「制作日記 山口直美」
私が大学生の頃 、アマデウスという映画が公開されました。
もちろん、モーツァルトの事を描いた映画です。
子供のまま大人になってしまった、それも人間としてできた人物とはとても思えないモーツァルトの姿に、衝撃を受けたものでした。
また、モーツァルトの非凡な才能を理解し、同じ作曲家として、妬み苦しんでいるサリエリとのコントラストが、忘れられないものでした。
モーツァルトが死の床で、最後の力をふりしぼって作曲し口ずさむレクイエムを、サリエリが必死に書き写しているシーンは忘れられず、また、最後、共同墓地にずだ袋にいれられたモーツァルトが、ドサッと棄てられるシーンに号泣したものでした。
再度映画館に見に行った映画は、アマデウスだけです。
この間、ある方と、この映画の話をしていたら、あの下品なモーツァルトに嫌な感じがして、いい印象を持っていないとの事でした。
人によって、いろいろに感じるものですね!
我々の演奏会も、人によって受けとめ方が違うと思いますが、なにかが、心に残るものであったらいいなあと思います。

2012年6月3日日曜日

ドキドキ軽減の術

先日、6/8の演奏会の告知のため、FM軽井沢の石和さんの番組に出演させていただきました。
前回のような急激な心拍数の上昇も無く、無事終了しました。
何故心拍数が上がらなかったか…二回目だったから。石和さんの巧みなトークで話を引き出していただいたから。実は、もう1つ。騙されたと思って、あがらないという秘密のツボをコッソリ押してみたんです。
マブタを押すとドキドキが緩くなるんですって!

注:強く押しすぎると暫く目が見えなくなりますのでお気をつけください。

制作日記・杉原桐子

2012年6月2日土曜日

クラリネットの不思議

モーツァルト・スーパースターの公演でも演奏する「クラリネット協奏曲」はモーツァルトが最晩年の年に作曲された曲です。
モーツァルトの時代、クラリネットはまだ新しく、そんなにメジャーな楽器ではありませんでした。たまたまモーツァルトの知人にクラリネットの上手な知り合いがいたからモーツァルトがクラリネットのための曲を残したのかもしれません。

不思議なのはモーツァルト以降の作曲家も、晩年になってクラリネットの曲を残していることが多いことです。ブラームス、サンサーンス、ドビュッシー、プーランク…時代は違っても、皆クラリネットのための曲はわずかしか残していないにも関わらず、その数曲をどれも晩年になって書きました。

齢をとるとクラリネットの音色が創作意欲を湧かせるのかどうなのか、ご本人たちに聞いてみたいものです。
理由はどうあれ、クラリネット奏者にしてみれば、作曲家の集大成のような作品ばかりが残されているのだから、とても幸せなことです。そしてモーツァルトの「クラリネット協奏曲」は、その最たるものです。

小平真司

2012年6月1日金曜日

ギャラが半分に!


モーツァルトほどの大天才でも、生きていくのは楽ではなかったようです。
アマチュアフルーティストからやさしい曲を書いてほしいと頼まれたモーツァルト。
当時まだ音程がしっかりと定まらなかったフルートという楽器は、モーツァルトはあまり好んでいなかったようです。それでも、6月8日に演奏する、フルート四重奏曲第1番のような素敵な作品が出来上がりました。
そして頼まれた曲数を仕上げ持っていくと、なんと!こんなの難しすぎる、約束が違う、ということで、決まっていた謝礼が半額にされてしまったのだそうです!
天才がこんな仕打ちを受けていたなんて......さぞがっかりしたことでしょう。

こうしてうまれた曲を、大切に演奏したいと思います。

斎藤明子