2012年5月28日月曜日

愛されたいモーツァルト



モーツァルトは誰からも愛されたい!という欲求が非常に強かったそうです。
「ぼくのことすき?」ときき、「好きよ」と即答されないと、ぽろぽろと涙をこぼしたのだとか。
そんなモーツァルトはきっと自分の曲も誰からも愛されるものにしたいと思ったに違いありません。ところがです。モーツァルトの才能は時代を先取りしすぎていたのか、自分が書きたいように書くと理解されなくなってきました。厳しい父親はとにかく「うける」曲を書くようにモーツァルトに強要したそうです。
モーツァルトは、みんなに理解されなくとも、自分が本当に美しいと思う曲を書くことを選びました。
泣くほどまでにみんなに愛されたかったモーツァルトが、どれだけの覚悟で作曲をしたのか...
それをしっかりと受けとめて、演奏します。

斎藤明子

1 件のコメント:

  1. 私は、モーツアルトの作品の美しさは感じるのですが、好きになれません。アンチ・モーツアルト派です。
     世界中のモーツアルトファンの多さに、なぜ?と思っています。
     モーツアルトのレコード類は200枚以上買入し、ほぼ全曲聞いてみたのですが、有る意味でワンパターンに感じるのは、私の感性がおかしいのでしょうか?

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