2012年4月1日日曜日

初公演を終えて

制作日記:横山晴子

3月30日軽井沢大賀ホールでの初公演が無事に終わりました。
沢山のお客さんに参加して頂き、また、公演に向けてそれぞれの分野で協力して下さった方々に心から感謝しています。

子供たちだけでなく、大人の方の反応もとても良く、楽しみながらそれぞれに感じて頂いたのではないかな?と嬉しく思います。

この公演は、親子向けのコンサートといっても子供が喜ぶ曲を敢えて選んでいません。
曲自体に普遍的なエネルギーがあり、奏者がそこに全力で挑んだ上での音楽の世界を、ステージと客席の関係を越えて共有すること、そこに至る感覚をなおやマンとしま:アイが導くことを目的としていました。

何でそんなコンサートにするのか?それがエマセネポーなのです。

音楽に限らず、1人1人の人が持つ能力というものは、もの凄い可能性があります。
ただ、そこには沢山自分と向き合う必要があります。
エマセネポーのメンバーも正にそうやって日々過ごしています。
音楽もワークショップも与えるのではなく、子供も大人も障害を持つ方も、みんなそのエネルギーを共有するという気持ちでした。

正直このような形は、やってみなければ分からない、また自分たちの力も試されているとも言える事でした。
でも、小さな子供たちでも集中が途絶えることなく、そこで何かを感じてもらえたようで、そういう意味で成功と言えるのではないかな、と自負しています。

ここに来るまでには本当に長い時間議論をしました。
正直、本番はあっけなく終わったようにも感じています。
精神的にも、リハーサルの度にマリンバを運んで体力的にも、本当にパワーを使った公演でした。

音楽だけではここまでの事はできず、また、ワークショップだけでも同じだと思います。
音楽×ワークショップ、その可能性の大きさを私も体験しました。

また、自分自身の奏法や音楽観の進歩も確認し、またこれから!と気持ちを新たにしています。
お客さん、協力して下さった方々、賛助出演の方々、エマセネポーのメンバーへの感謝の気持ちと一緒に・・・。

また次回に向けて、議論は始まろうとしています。
楽しみにしていて下さい!

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