今回のプログラムで、クラリネットのための作品ではないものが2曲あります。
ピアソラ作曲の『オブリビオン』と『リベルタンゴ』です。
ピアソラ自身がバンドネオン奏者であったため、元はバンドネオンを中心としたバンドのために作られた曲ともいえます。
その後、現在もさまざまな楽器の演奏者によって演奏されていて、今回はクラリネットとピアノでの演奏をお聴きいただきます。
ピアソラといえば、「タンゴの革命児」と呼ばれ、ダンスの伴奏であったタンゴというジャンルを、コンサートで演奏される存在にまで押し上げた作曲家として有名ですが、僕は個人的に「演奏家としてのピアソラ」に、ものすごく魅力を感じています。
というか、簡単にいえば「ピアソラファン」ということなんですけどね。
最初は超然とした立ち姿に「お!かっこいいいな」と思ったのがきっかけで、今でも動画を見ているはずなのに、自分にむかって「まあゆっくり聴いて行けよ!」と言われているような不思議な感覚になり、自然と引きつけられます。
映画俳優ショーン・コネリーの'90年代ようなシブさもイイんですよね。
というわけで、そんなカッコいいピアソラの作品もお楽しみください。
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