2015年10月31日土曜日

【コローリ・コローラ】斎藤明子とギター④

コローリ・コローラに向けての通し稽古が終わりました。ピアノ、フルート、クラリネット、マリンバ、ギターの5人で演奏しようという私たち。これはとってもかわった編成です。何かの曲を演奏するために集まった5人ではなく、集まった5人で何かおもしろいことできないかな?という集団です。
音量のバランスをとるのも、ギターだけが小さい音なのでスピーカーを使わなければなりません。みんながベートーヴェンやブラームスをやりたくても、ギターではできません。ギターはみんなが当たり前にできることができない場面ばかりです。
これが生産性や利便性、効率重視の現代社会だったら、私は完全に落ちこぼれですね。
「5人で何ができるか」を考えていると、ほかの楽器はギターの思いやギターの個性、ギターのできることに寄り添わざるをえなくなります。そして次第にギターの声がきこえ、ギターに通じる言葉をつくりだしていきます。
その過程は、未知の世界を切り開いていくようで、とてもスリリングです。
私が落ちこぼれにならず、5人全員がそれぞれしっかりと立てたとき、スカラムーシュは私たちの記念すべきレパートリーになりました!



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