2013年6月14日金曜日

山口直美のドレス

明日はいよいよ山口直美フルートリサイタル~chante le vent~が開催されます。

そこで山口直美が着用いたしますドレスは、デザイナー、島田佳幸氏によるものです。
島田氏より素敵なコメントをいただきました。


『山口さんは、ムージカ・エマセポーのメンバーの中で唯一金属で出来た楽器を使っていらしゃいます。
そこをクローズアップして、今回のドレスでは銀を糸にした布をトップスに使っています。

そして山口さんの愛用していらっしゃるフルートは、100年ほど前のフランスで作られたとお聞きしました。
丁度ヨーロッパ各国で万国博覧会華やかりし頃で、絵画や音楽では「印象派」と呼ばれる潮流が勢いを増してきた頃です。
女性に目を転じると、結婚に依存することのなく、自ら職業を持ち自立した「新しい女」が誕生した時代でもあります。
そんな「新しい女」をイメージし、男と女の境目があいまいなドレスをデザインしました。
男性的な衿と女性らしさを強調するノースリーブのトップス。
男性の礼装に欠かせないカマーバンド。
そして、印象派の巨匠モネの絵を思い出させるような、たゆたう水面のようなスカート。

山口さんのフルートから生まれる「風の歌」が、ホールを満たしてくれることでしょう。』

伴奏をつとめる斎藤明子の衣装も島田氏の作品です。ふたりのコラボレーションをしっかりと支えます。

明日をお楽しみに!

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