2013年4月12日金曜日

作法

東京造形大学学長の諏訪敦彦氏の入学式の式辞を読みました。
http://www.zokei.ac.jp/news/2013/001-1.html
そこではご自身が体験された「実際の仕事の現場での学び」と「学校での幅広いアカデミックな学び」について、大変深い考察がなされていました。
どちらかというと、学校での学びは机上の空論と思われ、現場での体験は自由な発想に満ち溢れているように想像しがちです。しかし、意外にも、現場には現場のものづくりの常識というものが存在し、まるである種の「作法」であるかのように、人の発想を知らずしらずのうちに縛っているそうです。
それに気付き、本当の自由を真剣に求めて大学で生きようとした諏訪氏は、現場では思いもよらなかった自由な発想で映画をとることができました。

どのような環境に置かれても、知らないうちに何も考えず「作法」をなぞるだけの毎日を送ってしまう危険性がついてまわります。自由な発想を獲得するためには、常にそうあろうとする強い意志が必要です。

そして諏訪氏は、更に続けます。その、自由を求める気持ちは、必ずや社会とつながったものでなければならないと。

深いです!自由に発想できる現場であるために、あらためて自分を、グルッポ・エマセネポーを考えました。

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